バンド名はナチ時代のドイツで、ホロコーストの狼煙ともいわれる「水晶の夜」事件にちなむ。ゲッベルスや突撃隊に扇動された民衆がユダヤ人に襲いかかり、街中でリンチや略奪が繰り広げられ、数万人が強制収容所へ送られた。
真っ黒な危険思想を持ったバンドなのだろうが、楽曲のレベルがかなり高いのが悲しい。フランスはナチが嫌いなのか好きなのかはっきりしてほしい。歴史を見てもそう思う。
おまけ:INFERNAL NECROMANCY
なんと大日本帝国万歳な極右ブラックメタルバンドである。そんなものもあるのかあ、と思いながらしっかり聞いてほしい(笑)。
ワタシはライブも観たことあるんだが、ヴォーカルのお兄さんはなかなかロングヘア―のセクシーないい匂いのする御仁であった(笑)。
曲はSATANIC WARMASTERにそっくりな感じであるが、国産らしくメロディアスで聞きやすい。
まとめ
芸術とは誠に度し難いものです。
一見素晴らしい作品も、どのような危険思想が根底にあるのかわからないからです。
でもイイものはイイのですよ。
無論、偏狭な人種差別や極右思想には断固反対!諫められるべきものです。
ナチスドイツをはじめとした国家主義、民族主義が一体いかなる悲劇を巻き起こしたかは説明するまでもありません。
既に説明したように「サブカルから危険思想にハマることは起こりうる」のです。
皆様におかれましてはゆめゆめ深淵に引き込まれることがないよう、リテラシーをしっかりと拳に握りしめて、人間の心の闇が産んだこれら暗黒芸術と対峙して頂きたいと思います。グッドラック。