メモ帳(R6年)

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2024年

今後何かまとまったコラムを書く際の下準備として、勉強・取材した内容をメモしています(内容は主にスポーツ(クライミング)、歴史、政治経済、サブカルチャー、ポリコレなど世の中のこと。どうでもいい馬鹿日記など。

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20241231

今年も結局この場所で終わりを迎えるようです。新天地は見つからぬまま。まあそれも良しとするか。

2024年は重要な年でした。クライミングも仕事も、色々な場所で試練があり、割と無難に乗り切った感じです。無論努力がありました。

思うに、SNSでワタシ頑張ったでしょ褒めて、だとかワタシ可愛いですか?とかいうポストをやけに見るようになったんだけど、基本人は他人を褒めたりはしません。慰めたりもしません。するとしたら、下心があるかお金を頂いた時でしょう。空疎なものです。

お金を払ってでも褒めてもらいたい、癒してもらいたい、慰めてもらいたいという人、最近本当によく見るけれど、ワタシも実はそういう人間なんでわかるんですが、来年の目標は他人の評価に左右されずに自分の軸を持ってブレないことを重視して行きたいです。

人生がお金ではないということは言葉でいえば単純ですが、本当に理解したのはごく最近です。あと、自分が乗り越えねばならないのはもっと徹底して自分目線で人生を生きることです。

人と比較しない、他人の称賛を求めない、そういうスタイルが今後必ず求められると思うのです。今後老いて行くだけのただの男を相手にする人間はいません。女はもうしらんけど、男はもうだめです。他人は頼りにならないし信用ならないんですよ。一人で生きて行かねばなりません。なんなら一人で頑張るんだが、家族の生殺与奪もワタシ次第だったりするんでね。冷酷な世界で弱者として生きる以上、自分と家族を強者に捕食されないために戦略が必要で、一瞬でも他人に慮ってはいられない。そんなゆとりは誰にもないのです。

どんなに慎重に堅実に振る舞っても、地震や戦争や病気で台無しにされる人々もいます。航空機事故とか悲惨だ。常にリスク管理のアンテナは立ててないと、どんなに完璧に行動してもこの世に神はいないので残酷な運命に翻弄されることがあり得る。常に緊張感を持って進んで行きたい。

今年は頑張ったので仕事はまた一歩前に進めると思うし、リスクも踏まない道筋、お膳立ては整えたつもり。あとは進むのみ。クライミングは何のかんので結果出してるんで自信を持っている。これ以上フィジカルは成長しなそうだと思ってるんですが、戦略次第で岩は登れたりもするんで今はそれを楽しんでいます。文芸は好きなんで勝手に続けて行きます。これは自分軸ではだめで他人に評価されなきゃならないから完全な苦手分野。これは期待せずやることはやるって進めるしかない。

2025年も考えることやるべきことは沢山あるし暇はしなそうです。人生は終盤だと思っています。その緊張感は忘れないようにします。

ーー2024年大晦日

20241230

はたらく細胞 (映画)
(ネタバレあり注意)
7歳の娘のチョイスで初めて観た。
芦田愛菜ちゃんが白血病になり一瞬で日常を奪われてしまう。その体の内部で何が起こっているのかを細胞目線?で擬人化して描く大作ストーリー?であった。一見際物だがよくできていて勉強にもなる。

愛菜ちゃんの体が白血病と現代医学(抗がん剤や放射線)により崩壊して行く様子があまりにも無惨で、20年近く前に全く同じ急性骨髄性白血病で他界した友人と重なり涙が止まらなかった(娘は不思議そうに私の顔を見ていた)。

映画では骨髄移植で芦田愛菜は救われるが、友人は移植して数ヶ月で突然急変したっぷり苦しんだ後帰らぬ人となった。現実は映画とは異なりあまりにも酷薄で、無惨である。享年26歳であった。彼女がもし生きていたら41歳だ。白血病は原因不明である。もしそんな病気に狙われず、元気で生きていたらと考えずにいられない。

芦田愛菜の父親が「なぜ俺じゃないんだ」と泣くシーンがあり、隣でポップコーンを摘む娘を見て喉が震えるほど涙が出た。人生は突然終わる。当然みんないつか死ぬが、若者の死は常に悲劇だ。この理不尽で恐ろしい原因不明の病気をいつか人類が克服することを祈らずにいられない。

20241226

誰とは言わないが人間権力突き詰めて金も名声も欲しいままになって、結局何をするのかって若い女とヤることなのかよ。残念すぎるやろ

世田谷区を仕事で回ってますが、正におぼっちゃまくんの世界でして、おしゃれで豪華な家や車が立ち並んでいて、金がもうちょいあったら要するにこういう場所に住めるのでしょうが、率直にそこまでそれって大事なことか?と思うわけです。

日本の大衆車乗ってるよりドイツの高級車乗ってるほうが少しばかりカッコ良いのはわからないでもないですが、それって端的に価値観の範疇でしょう。車は丈夫で走ってくれれば良いわけで。ブランドとかはどうでも良いわけで。

4LDKよりもっと広い家に住めたら広くて心にゆとりも生まれるのでしょうけれど、必須か?と言われたら家族の人数によると思うし広すぎる家に老夫婦が住んでるのを見てると良いものだとは思えないですね。歳とって歩行がヨタヨタしてるんなら掴まるところがそこかしこにある狭い家のほうが機能的ですんで。掃除も大変。はい、これも価値観の範疇。

仕事で大金持ちの家にしょっちゅう出入りしてますし、僕の顧客にはこないだ国から叙勲を受けたようなセレブリティもいますけれど、ひーろい3階建ての家で、豪華でキラキラした家具とか置いてるけど埃かぶってますよ。本人ボケてるし寝てばかりだし。これらが必須かと言われたら必須じゃないでしょう。まことにくだらんよ。

中居正広と松本人志とか園子温とか、権力と名声を突き詰めて結局やってることはセクハラパワハラで無理やり女とヤること。くだらん。。マジにくだらん。

まだマチアプせこせこやってるナンパ師のほうがマシ。まだナンパ師は自分の足を使ってやってるし数撃ちゃ当たるで同意もとった上でヤってるのでしょうから。それなりの努力が必要なのは俺もよく理解しとる笑 中居とか松本とかダセ〜。。自力では女も口説けなくなった哀れで特にカッコ良くもないオッサンだということですわ

オッサンになるとどんなに名声があろうと権力があろうと大金を持っていようと女に愛されるのは無理なのであるから、性欲を人生から排除することを考えるほうが合理的だしヒトサマにも迷惑をかけずに済む。単に我慢ではなく自分自身が納得できる方法を模索すべきだろう。自分が納得できさえすればもはや苦しみさえなくなるのだから理想的だ。

多くの年寄りはそこを受け入れて性欲のない世界で穏やかに暮らしてるのだから。下手に悪あがきをしていつまでも年甲斐のないことをしてると苦しみが長引くだけだ。どうせ終わることなのだし40にも50にも60にもなって子孫を残そうだのそんな間違った本能に行動を左右されるとか精神鍛錬が足りないとしか言いようがない。(今完璧に自分を棚上げしましたけれども)

人間足るを知るのが大事だ。欲望は青天井だし、金を持ちすぎることは貧乏よりも更に不幸だとトルストイも言っている。大事なのは心の充実や他者との関わりの中にある、と。

他者との関わりを金で買おうとし、あまつさえ肉欲も同時に満たそうとしたのだ。中居は。松本は。園子温は。

あんまり雑魚すぎるだろ。そんなことはできないんだよ!権力と金でゴリ押ししてるだけなんだから暴力と同じなんだよ!今からでもクライミングをはじめたらどうなんだ?!

20241225

クリスマスは朝からジム行って、子供が学校終えて帰ってくるのを待ってホテルブュッフェへ。若い頃の3分の1ぐらいしか食べられないのに驚いたけど、久々に満腹という感覚を味わった(満腹は苦しいのだな)。

帰ってからはソファでゴロゴロ。娘が猫みたく甘えてくるので一緒にゴロゴロ。43年間で最も幸せなクリスマス。我が子をこの腕に抱く喜びのために人は生きるんじゃないか?とさえ思えてくる。

我が子と離れ離れになり前線で震えているウクライナの、ロシアの、北朝鮮の若い父親たちの気持ちをふと想う。

これ以上何を求めるのもおこがましい。ワタシは幸せなのだ。腹いっぱい食べて家族と温かい時間を過ごしているのだから。足るを知るのが大事。

20241224

今年はほんと映画観なかった。最後に観たの何だっけ?忘れた。夏頃だったかな。忘れた。まじで思い出せん。

振り返ると今年は充実してたな。トラブルが多かったけど、結局落ち着くとこに落ち着いた感じ。そこまで金はないけどおかげで浪費癖は治ったし、余暇も充実してたので、自分がこうなるといいなあというワークライフバランスに到達した感じがする。

ボルダリングもコツコツ進めてた岩が年末のこの厳冬期に登り切ることができたので、全て何もかも上手くいった。納得&満足のいく年だった。何より自分のペースを乱されない生活を模索すること。諦めないこと。社会生活とのバランスを間違えないこと。正確な予測と判断を心がけ、決断を恐れないこと。それが鍵だった。小説も2年かけてたのが最近ようやく書き上がった。

上手くいかなかったことも、まあ探せばあるけど。大したことではないと感じる。

クリスマスイヴはチキンとケーキを食べて、明日は高いレストランで予約取ってるので家族を連れて行く。プレゼントも用意してる。仕事もして、父親としての役割をしっかり果たした上で、短いごくごく短い余暇で自分のプロジェクト(=岩)を進める。そのためには無限の体力が必要なんで日々鍛錬。早寝早起き。健康的な食事と禁酒。体調悪いと思ったらしっかり休める環境を作っておくこと。

こうまで自分の人生を好きにコーディネートできるようになったのはごくごく最近のことだ。何もかもままならない世の中なれど強い意志と行動力さえあれば何とかなる。

2025年も今のスタイルを突き詰めて行きたい。まだまだやれる予感しかない。

20241218

今日はここ三ヶ月ぐらい夢中になってた岩を完登できました。6メートル強のハイボルダーで、ほぼフリーソロのようなスリリングな登りを楽しめました。

インスタグラムはお気持ち表明長々やってるとアホ扱いされるようなんですけど、実際長文書くと嫌われますね。何故かわかりませんけど。。いいねが来なくなる。

加えて、クライミングは力こそが正義というマッチョイズム極北の世界なのでグダグダ口だけ達者な奴とか軽蔑されるような雰囲気はさえあります。

自分の中でこの三ヶ月間はプライスレスの素晴らしい時間でしたし、最終的に完登もできたしで、これ以上ないぐらい善きことなんですけど、他者から見れば「それがどした?ンなもん知るか」で終わりです。悲しいな。当たり前だけど。

20241217

ちょっと前と違って仕事もそれなりに忙しいし岩に対する情熱が昂じすぎまくった挙句、殆どの人間関係を後回しにした結果、友達のいない寂しいおじさんとなりました。

とはいえ賭けてもいいけど仕事や岩がなくても俺は友達がいない寂しいおじさんだろうと思うがね。40オーバーの男に興味を持つ人はこの世にいませんから。

ボルダリングと出会う前は女遊びばかりしていて不毛でした。まあ、性欲は満たされていたので唯一それだけは良かったが、使っていたのがほぼマチアプ一択だったので、段々と女に対する考え方が人非人となってきて、これは長くやるもんじゃないなと段々思うようになってきて。

虚しかったですよ。馬鹿にしながら優しい言葉を繰り返しかけてやるのって。つまんないクソ話を興味あるふりしてやるのって。好きでもないのに君に夢中だとか言わなきゃならないのはツラかった。なにしろそうしないと絶対セックスってできないから。興味もないのに質問ばかりしなきゃなんないのもめんどーくさくなった。自分を殺して我慢ばかりする日々に嫌気がさした。今でも思い出すだけでうんざりする。

若い頃からやってたから、20年ぐらいやってたからさ。流石に飽きたよ。「女はみんな同じだな」「ま⚪︎この形と同じでどいつもこいつも似たようなもん」など人外の観念が芽生えるようになってしまって。

しかし、娘が成長する中で女の人権を真剣に考えるようになり、ごく当たり前の人間らしい罪悪感がようやく芽生え、この不毛なお遊びを全部終わらせることができました。

なのに、結局人恋しくSNSとかやっちゃってるんだからワタシも弱い人間です。

マチアプはもうやりたくないんで、SNSで普通に人と繋がれればいいのかな?と思ったけどXは大嫌いなんでやらないと決めてるし、適当にマッチングした人と砂を噛むような会話を二、三通やり取りし、「あー、つっまんねー」と感じてすぐフェードアウトを二百万回も繰り返す中で、やっぱりこんな真似しても無意味だなと確信を新たにしました。

やっぱり人と人とはまず対面で会わなきゃ始まらないです。それも2人きりにならなきとまともな会話にならないです。チャットだとみんな「うん」とか「そだねー」しか言わないbotみたいですもん。これで人間関係が生まれる訳ないすよ。

合コンとかも押しの強い奴がデカい声でつまんない話をしてるだけですぐ時間切れだもん。何にもならない。アホらしいだけ。高い金取られるだけで意味なし。

世界一孤独なのが日本の中年男性であるとのコラムを少し前に読んだけど、これはほんとそうだと思う。俺みたいな人間でさえ孤独を感じるのだから。家族もいない、女遊びもしてこなかった人間は歳取ったら詰むだけ。まあ俺も詰んでるからどう生きても結果は同じってことかな。歳取ればいずれセックスも不可能になるし。いつか終わることを頑張ってやってもね。

しかしだよ。となると、人生全てが無為で頑張るに値しないということになるんで、やっぱりまだ何か思い詰めるような、諦められないようなことがあるんなら頑張るべきなのかもね。リソースが限られてるんで、今は仕事と岩と休息、家族サービスだけで人生は順調に終わりそうな様子ですが。

世界一孤独な日本人中年男性のコミュニティが今こそ必要じゃないかと思うが、どうよ。

20241214

気がついたらもう年末もいいとこですやん。早かったな。。今年も去年も一昨年もだんだんと区別がつかなくなっています。

今年は仕事がうまく行かない年でした。昨年までがうまく行ってたので楽観的に思ってたけど変化は突然訪れる。仕事を頑張ると言っても結局肉体労働者なんで時間を切り売りするばかりで余暇が減少。でもどういう訳か無限の体力とモチベで乗り切った感はあるな。。今年は…

ムカつくことも多かったが、誰ともあまり喧嘩しなかったし成長した俺も。まあ、当たり障りなくやってただけだし嫌な人とは距離取ってただけなんすけど。そういうスタンスは結局誰とも親しくなれず孤独に追い込まれて行きますけどね。まあ、喧嘩して失業したり逮捕されるよりはマシだと。極限ですな

春以降は体の調子も良かったので休みの日は岩ばかり。。この熱情を仕事に向けたら良かったのかな?或いはもっと別の何かに。しかし、もうそんなの考えてる時間もないですよ。とにかく人生の残り時間は迫って来ているのだから。

それにしても、この平和で退屈な毎日ですが、ほんとにギリギリの均衡のもとで保たれてるんだよなあと時々怖くなる。ロシア軍がウクライナに侵攻して2年半以上経つけどまだ戦争してるし終わる気配もない。前線では兵隊と並んで殺人ロボットが既に実用化。大量破壊兵器もいつ使われるのかわからないけど、何とか?使われずに済んでるけどよくわからない。

イスラエルとハマスの戦争は順調に戦火が拡大しレバノンやイランにも飛び火。かと思えばいきなりシリアのアサド政権がいきなり崩壊。ほんといきなりすぎてビックリしたし、いかに日本メディアの報道がレベル低いのかよくわかりました。ほんとびっくりするほど無能。イスラエルは早速シリア全土を爆撃、地上軍を侵攻させた。

あの頑強なアサド政権を倒した勢力も烏合の衆そのものなんで、権力の空白にISILが潜り込んでまた旗揚げするのは避けられない。当然、イスラム国の復活を目論んでるはずだけどISILが今どれぐらい力を持っててどれぐらい民衆の支持を集めてるのか、これも全く報道されてなくてさっぱりわからない。アフガニスタンみたくイスラム法のカルト国家ができるのが最悪のシナリオだ。アサド政権の持ってた化学兵器も今どこにあるのやら。ここまで混沌だと逆にテロリストの手に渡ってないと信じるほうが無理。

まあ、そんな訳ですけど、中国も2025年までに台湾侵攻確実と言われていて、来月からもうその2025年だけどね。あやうい。。我々の平和はあまりに脆く儚く危うい均衡のもとで何故なのか保たれているわけである。

食べ物や燃料の値段はどんどん上がって、給料上がってる人は上がったんだろうけど、俺なんか無能な経営者に逆に下げられてさ。ほんと経済的に辛い一年でした。働きまくったけど流石に非正規雇用とかフリーランスとか、もうこだわってられなくなってきた。

年齢的にも正社員に戻れるのはそろそろぎりぎりだと思うから、現実的に考えなきゃなんないんだけどね。毎日その日その日を働いてばかりなんで、何とか食ってはいけてるんだけどねえ。ボーナスとかで盛り上がってる人見るとしょーじき羨ましい笑 まあ仕方ないとも思ってるんですけど。

来年はいい年にしてえけど、またぞろ地震とか来そうだけどねえ。日本も少子化の緩慢な地獄の中でいつ国家の枠組みを維持できなくなることか。法的人格を失った人間は悲惨であるから。欲望に塗れて個人主義を最先端まで突き詰めて、その結果人口は減って行き、滅びの道へとひた走っている。こんな時代に子供を作ることは実に無責任だったかもしれん。我が子の行く末が心配である。

20241210

43歳おじさんですが、クライマーとしては現役で59歳まではしっかりやりたいし多分やれるだろうという見通しを新たにしたばかりです。38〜39ぐらいの時は激弱のザコのくせに40になったら全ての成長が止まって引退するに違いないなどと考えていたが全て誤りだったのです。

問題は、その当時の40になったら全て終わりだろうという考えは疑いのない確信に近いものだったのです。当時から割と深刻な怪我を頻繁にしていたので、これ以上老化した体で訓練に耐えられまい、耐えられるはずがないと。思い込んでた。

42の冬、ちょうど1年ほど前に頚椎ヘルニアと広背筋挫傷が続発し約半年間岩に行けない生活となり、その時は覚悟を決めました。今度こそ引退だなと。

しかし、なぜなのか春にはだいたい回復して復活し、困難なルートてして界隈ではちょっと有名な岩をあっさりと登ることができました。その2ヶ月後にはグレード更新が起こりました。普通クライマーは夏の間は岩にいかないが、冬登れなかった鬱屈は夏にも立ち止まることを許さず、真夏も普通に毎週岩に通い詰めました。そして9月にはまたしてもグレード更新。二段クライマーに昇格。

この話がなんなのかというと、意外と年とっても筋肉は裏切らず最低限の仕事はするということです。壊さない程度に練習量を調節すること、寒くなってきたらもっと練習量を減らして体を温めること、ヨガやストレッチはほぼ毎日やること、これらを怠らなければまあまあいけるんだなと。

とはいえ、ぎっくり腰を立て続けにやってしまったので(どちらも転落が原因)、今は高いところから落ちないこと、飛び降りないことを自身に厳命しております。ロープクライミングもそろそろ始めるころなのかな?と考えてもいます。

自宅に低い壁を作る計画も進行中。予算は昔調子こいてた時に買ったロレックス。今は買った時の倍以上になってるんでね。売ればひと財産です。今後の健康と筋肉の育成のための投資と割り切れば何とかなる。妻にも自分の部屋なら良いとようやく許してもらえたので、何とか来年は自宅壁を作って、もうクライミングジムは興味なくなってるので家で自家発電的にトレーニングできれば幸い。

岩に今後も通い詰めるため、仕事も今ぐらいでこれ以上稼ぐ必要はない。うちは子供一人だし他は何一つ浪費はしてない。してるとしたら納税なんで、これはどうにか払うしかない。そのためにしっかり働くし、クライミングして体を鍛え続け、59歳まではなんとか努力を続ける、日々の健康的な食事を維持すること。その過程において病に倒れてしまえば人生はそれまで。もうそれで良い。

はっきり言えば、もう人生でやりたいと思ったことはだいたい済ませてしまったのだ。あとは書いた小説で文学賞を取りたいとか、子供を独り立ちさせるだとか、あるけれどね。ないわけじゃないが。小説は人に評価をもらえるかどうかだからなかなかこれは思うように行かないだろってのは理解してる。子供のことは、俺が死ねばかなりの保険金が家族に渡るので何とかなるだろう。

まーそんな感じです。逆に考えるとクライミングがないと相当に寂しい人生です。クライミングだけは常に人生は素晴らしいと確信させてくれる。もっと早く始めたかったが、今は歳とってもけっこうやれるだろうと明るい見通しを持っています。

20241206

こないだ美容室で散髪したのですが、鏡に写ってる自分の顔をしみじみと見て、「うっわーおじさん」としみじみ思いました。何だろうな、全体に顔の肉が垂れてるような?対象的に若さに満ち満ちてる担当のにいちゃんの整った顔と見比べながら、「これは他人が俺に興味を持つわけないわ」と心底納得しました。まーわかってなかったわけじゃないけど。

ルッキズムは嫌なものだが、今の時代先鋭化しただけで昔からあったものだろう。見た目の美しさに流行り廃りはあるけれど、犬も食わないのが老化だ。単に老けることに良い意味は一つもない。

老け方は個人差が大きいと思ってるけど、肌の質感と体脂肪率と髪型の影響は特に大きいように思う。若い頃は肌のケアとか別に要らんしそんなに太りはしないし髪の毛も黙ってても勝手に生えてくる。

本来なら異常に長大なトピックスだが、ごく短くまとめると、筋肉をつけてフサフサの髪の毛を維持してお肌のケアでもすればいいんだろうけどね。

髪の毛は幸いこれまでほとんど何もしてないが何故なのかハゲてないのでまだ何とかなる。食生活とか遺伝とか睡眠の過不足が髪の毛に影響するらしい。ワタシはかなりタンパク質は摂ってるのでそれが良いのかもしれないし、夜は21時前に寝てしまうのでたっぷり眠っている。だからなのか?禿げていない(正直何故かよくわからない)

筋肉はクライミングだけしてれば今後も大丈夫。これも食生活の影響大きいと思うけど、まあロカボで肉たくさん食べてるからまあいいんじゃないの。同年代で俺よりスタイル良い人滅多にいないしぃ

肌に関してはこれまた何もしてない。これもタンパク質でどうにかなってるのかと期待したいが、確実にボソボソしてきてる感がある。

あとは表情筋かな。これは衰えてるわな。人と話して笑顔になる機会がほぼないからね。もともとワタシはよく笑う人間だったのだがおじさんになって一緒に会話できて冗談を言い合えるような人がいなくなってしまった。ほんと、まだ我が子がいるのが救いだ。子供いなかったら笑うことがまずない。子供は離れたとこから見てるだけで笑顔になってしまう☺️

とはいえどんなに何をしたところで老化は抑えられない。時間を戻すことはできないのだ。結局は受け入れるのが一番だ。受け入れられず悪足掻きするのが一番アレである。頑張ってるのにイタいおじさん扱いは情けない。

こう考えると、クリエイティブ系の仕事してるおじさんにカッコ良い人が多い気がするので、やはり先人を参考にするのが良いのでしょうね。

とはいえ美容は整形というチートがあるので表面だけ見ても何をすればいいのかがわかりにくく難しい分野だね。何でも深い世界があるからねー。

20241203

ワイが若い頃に比べたら本気で複雑怪奇な摩訶不思議な世の中になった。そう思いまへんか?

テクノロジーの進化であらゆる謎がつまびらかになったかのようでいて、新たな謎がどんどん産まれてもいる。この世界の謎が解き明かされることは今後も永遠にあるまい。

時代がいかに変わろうとも、我々は本当に善きものを追い求めていくしかない。それが人生だ。この世で真理と呼べるものは多くないかもしれないが、自分がこれ好きだなって思えるものは案外普遍的にいつの時代にも存在している。

年長者が若者と比べ唯一優っている店は、自分のご機嫌の取り方を熟知しているということだ。自分が今令和6年の年末に若き日の体を得て生まれ変わったとしても、やるべきことは多くない。それに比べると、やるべきでないことはめちゃくちゃ多い。それらに時間と労力を取られることを避けねばならない。そして浮いた時間で好きなことをするのみである。それが人生だ。

案外動物と同じだ。野生の動物はむしろ↑を徹底し続ける先駆者である。野生動物は自分がしたくないことは絶対に一切やらないし、食いたくないものは餓死してでも食わない。自分のライフワークに熱中し、他人の目など気にせず徹頭徹尾自分を最優先する。そのスタイルはヒトでも法に触れない限りにおいては正しい生き方である。

ワタシがこの世で本当に善きものと断言できるものはいくつかしかない。

一つは晴れた朝の岩場で取り組むクライミングである。

一つは読書である。

一つは朝のコーヒーである。

一つは露天風呂(を含めたヨガやストレッチなどの体のメンテナンス)である。

そして更に時間が余るなら映画や音楽も素晴らしいことである。

そして最も重要なのは文字を書くことである。

更に言うまでもないことであるが、我が子や家族の生存・安寧を全力で守ることである。

残念ながら、今の時代も過去の時代もいつの時代も、↑の善きものを阻むものが無数に存在する。それら悪しきものとは徹底的に戦わねばならないし、勝てないならば対決を避けて逃げるべきである。とにかく距離を取る。関わらない。人生からどうにかして排除する。若者はこれがうまくないが、年長者はその手管に優れる、或いは自然と免除されたり避けられることが多い。それら悪しきもの達とは、

一つは自分の意にそぐわぬ形の強制的かつ過剰な労働である。

一つはタバコや酒、金品や色など刹那の欲に溺れることである。

一つは不健康な食事、不摂生な習慣により健康を害することである。

一つは無駄なしがらみによる無駄な時間である。

一つは慢性的な睡眠不足や深酒により朝に活動しないことである。(人生が最も輝くのは例外なく朝である)

一つは何にも興味を示さず何も目標を持たずただ生きること(時間を浪費すること)である。

これらは今後も、今も昔も避けなければならない。もちろん↑のようなライフスタイルを築くためにはそれ相応の下準備が必要で、金でどうにかできなくもないが大抵はその必要はなく、うまく頭を使って立ち回ることで手に入るものたちである。

人生の折り返しは既に過ぎたが、最近は努力すれば思ったより体は健康を保てることが理解できてきた。その代わり何もしないで欲に溺れ、生き甲斐や目標を見失うと人はあっという間に老け込んで、体も魂も急速に死ぬ準備をし始める。

例え歳を重ねようが若いつもりで生きる必要がある。そうなると世間がみっともないとか歳を考えろとか身の程をわきまえない汚いおぢだとか文句を言い始めるが、きちんと生きている人はそんな輩より確実に生き生きとして幸せそうにしていて見た目も若々しい。ふんと鼻で笑ってやればよろしいのだ。ふん、豚公どもめが。

というわけで腰治ってきたので明日からクライミングしよーっと。