NOKTURNAL MORTUM
ウクライナはネオナチの産地だって知ってました?
大戦中はドイツとロシアに挟まれてひどい目にあわされたウクライナだが、ナチ親衛隊のウクライナ人傭兵部隊は異常な凶暴性でユダヤ人を殺しまくったと言われている。
だからなのかは知らないが、このバンドはウクライナ万歳の極右思想を持つバンドとして昔から活動している。音楽は荘厳で雄大で、ウクライナの民謡からインスパイアされたと思われる聞きやすいサウンドだが、アートワークや歌詞、曲名などから明らかな極右思想を持っていることがわかる。
初期はDARKTHRONEぽくて音質の悪いプリミティブブラックメタルだが、後期はメロディアスでとても聞きやすいNSブラックメタルである(笑)。
BURZUM
前ページでも紹介したヴァーグ・ヴァイカーネスの独りバンドである。ブラックメタル黎明期より地道に活動しているが、殺人事件とテロ未遂により収監されてからは地味なアンビエントをまたまた地道に作っていた。
2009年に仮釈放されてからは、NS思想と距離を置く姿勢を打ち出したが、単なるポーズだったらしく、結局武器の所持とテロ未遂で再逮捕。証拠不十分で釈放されたが、人種差別を扇動したとしてフランス当局より告発された。
初期は不気味で鬱で邪悪なプリミティブブラックメタルをやっていたが、上記のごとくアンビエントへ寄り道し、仮釈後はまたペイガンブラックをやっていたが、現在は北欧神話に関係すると思われるエレクトロミュージックを細々と制作している。
GRAND BELIAL’S KEY
古くから活動しているUSカルトブラックメタルバンドだ。サウンド的にはハードコアパンクとメタルの融合が感じられ、非常にシンプルながら重くて疾走感があり、カッコいい。
思想的にはどうやら反ユダヤ主義のようだが、音楽をきいていてもよくわからない。
頭空っぽにして聞いていれば、かなりレベルの高い楽曲に手堅い演奏、邪悪で地下臭くて暴力的な雰囲気が楽しめる。個人的にはかなり好きなバンドだ。
ABSURDが好きなら間違いなく楽しめるだろう。一緒にスプリットを作ったりもしているので、仲が良い?のかもしれない。
GRAVELAND
ポーランドに古くから存在するNSブラックメタルバンドだ。思想的にはNSなのかもしれないが、サウンドを聞いている限りでは思想云々はよくわからない。どちらかと言えば、ペイガンブラックに近い世界観かも?バンドのフロントマンも「ペイガンブラックではあるが、NSではない」と言っているそうである。でも政治思想は極右らしい(笑)。よくわからないのでとりあえず聞いてみよう。
音質最悪でメロディアスでもないし、非常にとっつきにくいサウンドだが、DARKTHRONEの2ndが好きな人にはアピールするのではないだろうか?とりあえず有名なバンドなので聞いてみるよろし。
WOLFNACHT
ギリシャにもとてもネオナチが多いことは有名である。経済が低迷すると白人は極右思想を持つものらしい。ギリシャには「Der Stürmer」という有名なNSブラックメタルバンドもいる。
このバンドは大変わかりやすいNSブラックメタルバンドで、一番最初に聞くのに適しているかもしれない。アートワークもさることながら、サウンド面でもヒトラーの演説をサンプリングに入れたり、インストにドイツ国歌を使用したり、歌詞が「ジーク、ハイル!ジーク、ハイル!」だったりするのでわかりやすい(笑)。歌詞もドイツ語だったりする。ドイツが好きでしょうがないのが伝わってくる(笑)。