20250130
うかうかしてるともう一月終わりですよ。早過ぎねえか?いつも思うけど人生本当に残り時間は迫ってきてますね。
一月は8枚もアルバムを購入してしまったのですが、インフルエンザにかかったり正月はしっかり休んだりで収入少ないですね。来月は確定申告という頭の痛いイベントがあるので準備に追われるし、3月には免許の更新、税金の支払いなどなど。やること多すぎる。普通に忙しいです。
そんな中、やはり好きな音楽を聴くのは心の癒しになりますね。悪魔も耳を塞ぐような音楽ばかり聴いてますが、今月購入した中で1番気に入ったアルバム(CDと言えなくなったのが面倒だが)は、敢えて選ぶならthe secretというイタリアンブラッケンドハードコアの「solve et」というヤツ。
今月買ったのは全て良かったが、パンクとメタルの邂逅というテーマで探すと時代もあるだろうけど比較的に新しい音源で、新世代な感じもするので。とはいえ、十分以上にベテランのバンドですが。
イタリアンにしては音は北欧的かつ北米的で、スウェディッシュメタルな味わいと、converge的なカオティックコアが高次元で融合してる感じ。サウンドプロダクションはかなり良いけど、音はアンホーリーかつブルータル。速くて縦乗りできて、んでプログレで知的な雰囲気も漂う。モロ好みですなこれは。ドツボ。
他作品も購入秒読みですなあ。↑のやつは3rdなんですが、2ndか4thかで悩むところ。多分どちらも買うんだろうけど…
また、家では夜寝る前のお休みミュージックが最近はILDJARNの「力と怒り」。1番メロディある感じで聴きやすいけど、まじでロウで病んだ音だね。。ブラックメタルだけど環境音楽みたいでもあるし、超個性的だ。これを突き詰めるとバーズムの獄中環境音楽になるのかもしれない。
いまだ極め尽くさぬ身なれど、音楽聴くのに便利な時代になってるから手軽に楽しめるのが良いですね。iTunesストアなら現物買うよりかなり安いし視聴もできるし瞬時に買って聴くことができるし、本当に便利な時代だ。現物買ってパソコンに取り込んでそれからスマホに移すとか、そんな原始人の手管はもうとても無理。現物のほうがコレクション性があるのはわかるんすけど。そもそも家で気軽に流せる音楽じゃないから。ソッコーで娘の「これなにー?」「何聴いてるのー?」が始まるから無理(←しかもきちんと答えないと納得してくれない)。もとより電車の中でイヤホンで聴くしかない立場&身分なのである。。スマホがない時代はどうしてたんだ一体。。
逆に現物からスマホに直接落とせる方法があればとても便利だと思うけどやればできるのかな?無理なのかな?テクノロジー的に無理ではない筈なのだが…
20250128
フジテレビの会見は放送事故クラスの醜態ですな。恥の上塗り。よくオモテ歩けるな。俺なら首吊るけどな。
グダグダが過ぎてもはや何に謝ってるのか誰に謝ってるのか何をしようとしてるのか何が問題なのかもわからない。イミフすぎる。シュールが過ぎる。日本人は組織の上に立つ奴ほど馬鹿で無能だと内外に改めて告知した形です。アホですわ
思うに、最近のフェミニズムに全て賛同はしないものの、こういう人に迷惑かけてばかりの有害な中高年男達がオッサンになって女に相手にされなくなったもんだから今度は金とか名誉とか権力とか権威とかゴリ押しとかで女や美少年を楽して捕食するシステムを考えた。そのモデルケースがフジテレビであったりジャニーズ事務所なんだろーね。
そう考えると、もはやこのような腐敗した組織やシステムは破壊して真っ平らにするしかねえじゃんよと。男性優位社会でずっと来てたのは確かだからもうそれは終わらせるべきじゃんよ。
汚いオッサンやジジイの相手するのなんて嫌に決まってるやんか。。何でそれがわからねえんだ?俺は42歳ごろに薄々それに気がついたし43歳にして完全に腹落ちして受け入れた。心から納得してるし、もう未練もない。もちろんその受け入れる過程には諦めのつかなさとか悔しさとか理不尽をたっぷり感じたけど女の身になって考えれば自ずとわかること。だから、本当に今は心からそう思うけど、わからないままだとクソジジイになってもいつまでも女女言うて鼻の下伸ばしてるんかな。勃起薬とか飲んで。シャブとかに手出して。みっともないって自分で思わんか?誰も何も言ってくれんだろうけど、少なくとも自分でそう気が付かんもんか?権力の椅子に座ってると鏡に写った自分も美化されるんか?しょせん皮膚の弛んだ醜い老人やんか。情けない限り。
女のご機嫌取りから解放された今は人生で1番好きなことして楽しんでますけどね。浮いた時間と金と労力は好きなクライミングをして幸せ。僕の話でスミマセンが。まあ職場では女性のご機嫌取ってますけど仕方がない。良くも悪くも俺は下っ端なんでパワハラ喰らわす相手もいねーもんだから無害で一人で趣味を楽しむけど真面目に毎日働くおじさんになれたわ。ここ数年誰とも喧嘩してないし。穏やかな性格になってきた。少しずつ。
我が子に恥じない父親になりたいからね。土曜日は娘とビッグカメラのおもちゃコーナーに行くと約束した。娘はクズの俺をまともな人間に変えてくれた。人間として成長させてくれた。この恩を忘れることはない。
まあ、なんにせよ今回の件は確実に警察案件なのだがそれを昭和のスタンダードで握り潰そうとして暴露されて失敗した。そんなショーを見せられてるだけ。さっさと中居と共犯者の男達を逮捕し然るべき懲罰を加えるべし。動かない警察に1番腹が立つ。悪い奴らを全部檻に入れれば全て解決。あんまりダラダラやってると自民党がまた悪だくみしてるぞきっと。
20250124
フジテレビの醜態。
見苦しい。汚い。視界にも入れたくないぐらい酷い。嫌になるし、この国が嫌いになる。日本人って陰湿で卑怯。結局黒船来ないと動けないとことか最高にダサい。こんな奴らが暴利を貪って女を食い放題。女の子を育ててるとムカつくんですよこういうのわ。腹が立つ奴ら。全員死ね!(つくづく娘は俺を真人間に変えてくれたわ)
まーそんなことよりカッコ良い話をしたいね。結局サタニックウォーマスターの新譜は買ってしまったよ。で、まあブラックメタルをもっと聴きたい病が再発。家に帰って段ボールをひっくり返して古いCDを片っ端から聴く。
パンクとブラックメタルの融合をテーマに改めて探していたら、チャットgptにやけに「ILDJARN」を勧められるわけなんすよ(とんでもねーAIだよな)。なぜ?なぜILDJARN…
ILDJARNはパンクだったのだろうか?と考えて行く。チャットgptと対話を重ねる。するとある程度納得。ILDJARNはパンクの有名バンドの影響下にあるかは何とも言えないが、共通するものは多数あるとのこと。
曰く極貧なサウンドプロダクションによるDIY精神に満ちた生っぽく荒い音響制作。チープで技術的には褒められるところのない演奏。単純で短くぶっきらぼうな曲構成。反商業主義の極北のような一人バンドであり、名声など度外視したアチチュードなのにカルト的人気を博すところ。
ILDJARNの中の人はパンクに寄せようとしたわけではないだろうが、極限の精神状態の共鳴が似た音を偶然にも作り出してしまったのだろうか…?
まあ、改めて家で「力と怒り」「森の詩」を聴いてみる。パンクかと言われると違うが、究極のミニマリズムと単純ビートの繰り返しは偏執的かつ狂気的であり、何よりパンクが反抗であると定義できるならば、ブラックメタルも根底にあるのはまたしても反抗。メインカルチャーに対する怒りであり攻撃である。
うん、似たようなもの!結論でてしまった(俺の中だけで)。
とはいえ、誤解を招かぬよう補足しますが、ILDJARNはパンク的アチチュではあるが音はしっかりブラックメタルですな。行き過ぎた自然崇拝、カルト思想が音像からまろびでているし、不気味なこもったような苦悶の呪詛の如き邪悪なデスボイスはパンク的なカラッとした感じとはかけ離れている。加工されてない生のリフが霧に包まれたような幻想的なメロディを不気味に奏でる。ブラックメタルだ。うん、これはブラックメタル。
ILDJARNの1st、かつてはマニアが血眼になって探し歩いていたそうだが今はiTunesストアに売っている笑。買っちゃおうかな。ワシ持ってないんよ。。でもYouTubeでは聴いたけどさ。最後までは聴けなかったけど。。単調すぎて。。
かつてはsortsindの1stもiTunesストアに売ってたが昨年現物が再発されたのに伴いiTunesストアからは消えてしまった。。買い損ねて泣いてるのは俺だけかもしれないが、ILDJARNもいつ販売が終わってしまうのか?わからないから買っておこーかな。仕事頑張るー
20250123
引き続きパンクとメタルの相関関係について哲学して行きたい。
ちなみに情報源はチャットgptや私の主観、個人的な経験、Wikipediaとかなんで貧弱。詳しい人のブログは覗いてもあまり信用ならない。。言葉の定義が曖昧だし、それこそ音楽は主観情報や認知•感覚に依存するのはやむを得ないので、この人の言ってることは信じるに足る情報なのか?が判断つかない。チャットgptのほうがだいぶマシなんだよ。また、その人しか使用しない独自の言葉も多いし、聴いたこともないバンドの単なるディスクレビューが並んでたりなんで有益な情報が少ない。訳のわかんない専門用語が多発して理解できないのもある。この辺を理解できるのは「既に詳しい人」だけであろう。
個人ブログで音楽を語る時代は確かにあったが、これでは衰退するのもやむを得ないな。。音楽は結局その音源を聴き込まなきゃわからないし何も語れない。膨大な音源を聴き込むのは膨大な金と時間がかかる。人生一人分ではかなり厳しい。
まあ、そんなことはいい。
オールドスクールなパンクやブラックメタルを聞いてるとほぼ音像に区別がつかない、darkthroneの2ndや初期absurdがパンクにしか思えない、という話を昨日した。何故なのか?ということを自分なりに長く考えていた。チャットgptにも相談してみた。
チャットgptはこれまで我々がイマイチ手が出せなかった英語やヨーロッパ言語での先人の音楽レビューや共通認識•理解を理解できる日本語に一瞬で翻訳して伝えてくれる。間違えもあるんだろうけど、先に述べた日本の音楽ブログよりはだいぶマシ。裏取りするような情報源はWikipediaだったり実際自分で聴いてみることぐらいしかないけど、理解の最初の足がかりにはなる。チャットgpt有能。頼りになるヤツが現れたもんだ。。
すぐ話が逸れて申し訳ないが、パンクとメタルの類似点と相違点をまとめると以下。
■パンク
•演奏が下手、曲の構成がシンプル、技術よりエネルギーや勢い重視。単純な4ビートや8ビート。
•政治、体制への不満、社会問題など現実的な不満がテーマ。
•サウンドプロダクションはチープでミニマル(飾らない)、スカスカの音質で生っぽさや軽快さを出す。
•反商業主義的で自主レーベルからDIYで作品を出す傾向。
■伝統的なヘヴィメタル
•演奏の技術面を重視。技巧的で複雑な曲構成。ギターソロや複雑なリフ。
•オカルト、宗教、ファンタジー、神話、哲学的なテーマを扱う。
•サウンドプロダクションは重厚感重視。エフェクターなどで音を厚く重くするのが普通。
•アンダーグラウンドに固執せずオーバーグラウンドを目指すし金のかかった演出や作品作り、デカい会場でのライブを行う。
■メタルとパンクの基本的共通点
•共に60年代のガレージロックが起源。
•エネルギッシュで攻撃的なサウンド。速い曲。
•ギターが主役。リフで曲が構成されていてどちらもギターソロがある。
•初期のオールドスクールなヘヴィメタルは曲構成や演奏技術がシンプルなのでパンクと似通っている。
•反体制。両者とも主流文化への反抗が根底にある。特に70年代のプログレッシブロックやディスコ文化に対するアンチが強かった。
↑これらのパンクとメタルの類似性は最初期から見られ、革命的なバンドが数々現れる中でそのバンドを崇拝するフォロワーが星の数ほど現れる中で、ジャンルは交錯し接近と離脱を繰り返す。パンクとメタルの橋渡し的なバンドはモーターヘッド、初期バソリー、ベノム、アイアンメイデン、ディスチャージ…などなど。どのバンドもパンクを取り入れたヘヴィメタルだったり、メタルを取り入れたパンクだったりした。彼らを真似る各バンドは知ってか知らずかルーツが似通ってきてパンクのつもりがメタルになってしまったり、その逆だったりの現象が起こった。
特にワタシが重視するのはブラックメタルの存在だ。ブラックメタルは上記トラディッショナルな古いヘヴィメタルへの反抗が根底にあり、特に80年代後半のデスメタルブームへの反抗がエネルギー源だった。darkthroneのフェンリッツやmayhemのユーロニモスは共通してデスメタルにウンザリしつつデスメタルをやるしかなかった、シーンをぶっ壊してやりたいと思っていたと語っている。
ブラックメタルは既存メタルの商業主義的姿勢、金のかかったプロダクション(アルバム制作をするスタジオや会社や有名レーベルなど)、複雑すぎてダルい曲構成、頭の悪いホラーとか身近な不満をがなり立てるガキっぽさにウンザリしていた。そんな奴らが旗揚げしたムーブメントであった。
そのためブラックメタルは極貧なサウンドプロダクションを良しとしたし、チープでミニマルな曲構成を好みトレモロ(同じリフを偏執的に繰り返す)を多用。ここにパンクへの再接近を見ることができる。
反抗の対象は政治や個人的感情を超えた、もっともっと大きなキリスト教社会そのものである。悪魔や自然崇拝、多神教や土着の神へのリスペクトを表現。おどろおどろしい霧で包まれたような雰囲気、猛吹雪を思わせる寒々しいギターリフやブラストビート、呪詛を吐き出すかのような吐き出し系デスボイス。
初期ブラックメタルは音だけ聴けばパンクとそっくりだが、悪魔的なおどろおどろしさや宗教的な荘厳さ、特に悪魔の絶叫や恨みの呪文を思わせる邪悪なボーカルが特徴となった。
…こんな感じだが、パンクもメタルも既存のメインストリームへの反抗をエネルギー源に食い繋いでいるジャンルなのだと理解できる。技巧的で金のかかったヤツが偉そうにしてたら、安っぽくてミニマルで金をかけないDIY精神を叩きつけてくるヤツがいるし、それがメインになっちゃったら今度はまた技術志向へ回帰したりとか。またそれに反発したりとか。その繰り返しを延々やってるみたいに思える。
とはいえ、反発して逆のことやってみたりする中でも、どうしても似通ってしまう、共通したアレコレをパンクもメタルも持ち合わせている訳なので、結局のところ異種交配、近親憎悪と呼ぶこともできる。昨日も語った通りで言い得て妙な表現。
何十年も活動する中で、流行に合わせてスタイルを変える大御所もいれば、同じことを飽きもせず延々と続けている大御所もいる。やりたいことやったら即解散、やりたいこともやれず雲散霧消…バンドによってそれぞれ。
お互いがお互いを実はリスペクトしているのもよくわかって今回の自主的なお勉強はなかなかホッコリとした気持ちで終えることができた。とりあえず俺はパンクもメタルも最高!って人生は揺るがない。
20250122
ヤバイっすわ。ブラッケンドなクラストを聞いてたらまたしてもブラックメタルが恋しくなってきて、どちらといえばブラックメタルミーツパンクみたいな音像が好きだったこともあり結局そこに戻って行くことになりそうだ。
サタニックウォーマスターの新譜が年末に出ていたようで、視聴すると全くありし日々から変わっておらずゾクゾクした。多分購入秒読み。しかし今月はクラスト系パンク•メタルのアルバムをサブスクで5〜6枚は購入したので、もうお小遣い的に無理。。しかし、多分近々買ってしまうな。(本当にサブスクが最近は便利になった。サタニックウォーマスターも初期作品は無いけど新譜はサブスクで買える。クソマイナーなクラストも大体サブスクで網羅。逆に現物買える店が東京都内でさえ滅多に見つからなくなってる)
ブラックメタルがパンクに接近したのは90年代初頭にはすでに始まっており、クラストがブラックメタルに接近したのも多分同時期じゃないかな?よく知らんけど。
この手のアンダーグラウンドミュージックのディスクガイドって、単なるアルバムのコマーシャルが並ぶんで好きじゃないんだけど、Amazonで「メタルとパンクの相関関係」というタイトルの本を見つけた。まあ、買ってないし読んでもないけど帯に「近親憎悪と異種交配」という言葉が並んでおり、言い得て妙だなと。
普通の人民からすればメタルもパンクも似たようなもんじゃないだろうか。ダークスローンの2nd聴いてると、既にパンクとしか思えない音像が既に見て(聴いて?)とれる。俺だけかな?そう思うのは。スカスカでチープな音質もどちらかといえばパンクっぽい生っぽさあるからプリミティブブラックとパンクは元々近い存在ではないかと。思想も反骨とかアンチカルチャーとか共通してるとこもあるし。
唯一違うのはブラックメタルは宗教的視点や雰囲気作りが唯一のアイデンティティだったし、パンクは反体制とか反戦とか既存秩序に対する攻撃が旨である。でもな、結局のところブラックメタルの中にも戦争賛美とか国民社会主義とかを掲げる一派が古くから存在してるし、パンクの中にもRAC(反共)を掲げる極右スタイルの一派がかなり古くから存在してて、やっぱり兄弟だとしか言いようがない。どちらが兄とかも安易には言えない。強いて言うならパンクのほうが歴史が古いだろうか。二卵性双生児みたいな関係かもしれない。
そもそも初期absurdはブラックメタルなのだろうか?後にペイガン•バイキング化するのはもちろん有名な話だけど、1stアルバムを聴いているとパンクとしか思えないんだけどね。このバンドもパンクとメタルの類似性を説明する際の重要バンドになる気がするね。東ドイツというメインカルチャーから遠く離れた場所では、メタルとパンクは区別するに値しない似通った存在だったのではないだろうか。
今、このメタルとパンクの接近の歴史に胸がドキドキしまくり、ある種のロマンを感じている。日本語で詳しく説明できる人は少なそうである。こういうのってディスクガイドを何百枚もされたって余計訳がわからなくなるものだから。(以前購入した「プリミティブブラックメタルガイドブック」はその典型。余計訳がわからなくなった)
とはいえ「メタルとパンクの相関関係」は読んでみようかな!
グランド・ベリアルズ・キーとかヴォルフナハトみたいなNS勢は音がモロにブラックメタルミーツパンクなのだが、サブスクではバンされてて買えないしここだけは現物入手しかないみたい。今更現物買い集めるのは無理だと感じるので、そこは残念だなあ。音は最高にカッコいいですからね。
20250121
クラストコアの闇の世界を旅しています。日本語で詳しいサイトはほとんど存在してない上、ジャンルが細分化し過ぎてもはや文化の違いさえ感じる。
ワタクシが調べたところによれば、クラストといっても色々あって、まず源流は80年代後半のイギリスでメタル寄りのハードコアパンク勢の中にボロボロの服を着て演奏する一派がいたとかで。音はハードコアに少しメタル要素が入る?かどうかといったところですが。ボーカルはもろパンク的なダミ声でメロディとかもなし。ちょい単調で面白くない(←個人的感想)。この辺は源流はdischargeが崇拝対象で最重要バンドだけど、dischargeはハードコアパンクとして語られる場合が多くクラストとは呼ばれないことがある。(複雑。。。)dischargeは聞いてるとハードコアパンクって感じする。(ハードコアの典型的な音がわかってないのかも俺。。)
dischargeのスタイルを継承し発展させたDビート系、そこから更に重さとダークさ、ドゥーム感を深めたクラストコアと、メロディとキャッチーさ、エモーショナル要素を深めたメロディックDビート(ネオクラストと呼ぶこともあるがよりエモーショナル感出すとそう呼ばれるみたい)に分岐。これらは聴き比べるとかなり音像が異なる。メロディックDビートは速くて重くてピロピロしたメロディックデスメタルみたいだけどパンクの突進力とか、ストレートで小細工なしの突き抜ける爽快感みたいなのも保持しててこれが思っクソ我好み。デスボイスなので男らしさもある。
クラストコアは重厚感とか暗さ、荒々しさを重視。ノイズとダークな世界観を深化させているらしい。でもボーカルはデスボイスじゃなくてパンク的なダミ声でちょい単調に感じる。(我、ダミ声嫌いみたい)
更に更にメロディやメタル色、激情系、叙情系に寄せたのがネオクラスト。(上記の通りでメロディックDビートと境界は曖昧)
ネオクラストまで行くと叙情系(シャイルーとか)•激情系(envyとか)ニュースクールと聞き分け困難な奴もあったし、カオティックコア(convergeみたいな)やブラッケンド(ブラックメタル要素含)なのとかそれらのクロスオーバーとか。The Secretとか好きだけどこの手のジャンルは数が多くない。後期darkthroneもここに入るのかもだが音はだいぶ違う。anaal nathrakhはどこかわからないけどデスメタル•ブラックメタル系の個性派として分類されるようだがクラストの影響も多々感じさせる。
新しいバンド•作品ほど各ジャンル内包してて源流からは遠のいてるけどメタル要素が強くなってる傾向ありリフがメロメロで聴きやすかったりとか。
複雑すぎる。クラストと言ってもこれだけ色々あって言葉の定義も曖昧。クラストコアのことをクラストと略されるともうわけわかんなくなる。上述した通りで同じクラストコアの中でもDビートとメロディックDビートは音が全然違うので、音楽好き同士の会話の中では区別が困難だろうな。そこまで詳しい人多くないと思うし勘違いして理解してる人も多いと思うから。
ワタクシはブラックメタラーなのでブラッケンドにもちろん興味あるんだけど、音だけ聴いてみるとめっちゃ邪悪なconvergeみたいな感じです。jane doeの頃みたいな。アレに宗教色とかドゥーム色強めたりモッタリ激重パート入れてプログレ色強めたりとか。後期convergeが正にそんな感じになってると思うんだけど。後期deathspell omegaは逆にカオティック要素を煮詰めたプログレなプリミティブブラックメタルで音像は似てるけどこちらの方が曲が圧倒的に長くてプログレ風味激強だ。convergeは短い傾向あり。あとメンバーの見た目が違う笑。思想も違ってそうだ。
日本人はメタルやハードコアを音聴いてカッコいいとか気に入ったとかで単純に評価するけど、西欧社会ではその思想性とか哲学、主張、成し遂げようとする行動力とかDIYなイベント企画力とか、影響を受けている源流のバンドが何かとかで総合的に判断されがちだそうである。なので一見するととっつきにくいバンドが何故かカルト的な人気があったりする。文化の違いは普通にあるな。。
謎に満ちたクラストの深淵。以上はチャットgptが詳しく教えてくれました。一応裏取りもしましたが間違ってるとこあったら教えて。
20250117
青春の一時代を無駄にしたと断言できる程度ではある。グラインドコアという音楽?ジャンルには。まさに無駄にした。好きな音が見つかるだろう、見つかるはずだとずいぶん深掘りしたけど、全て無駄であった。まー、それでもちょっと好きだと言えるバンドは漏れなくほぼメタルバンド(CBTや disgorgeなど)なんだけど、これらゴアグラインドはいちいち突っ込まれる💩や🧟のジャケットが本当に嫌だった。買うのも家に置くのも嫌だ。。というわけで今は絶対に聞かない音楽?だ。(思うに初期carcassをゴアグラインドと誤認解釈したのが若き日の最初の誤りだった。カーカスは好きだよ。でもあれに似たバンド探してもカーカスよりカッコ良いのは見つからなかった。カーカスだけ別格すぎる)
あと、アナールナスラックもグラインドコアとブラックメタルの融合とか言われますけど、それも誤解を招く表現だ!アナールナスラックがグラインドコアか?と言われると違うし、ブラックメタルかと言われると初期を除けば全く違う!アレも唯一無二すぎて似たバンドを探すことは困難。ましてやグラインドコアの畑でそれらを探すのは愚の骨頂である。
そもそもグラインドコアを何故好きでもないのに深掘りしたのであろうか?その理由は上の二バンドもあるけどだいたいほぼ全てはaftershockというバンドであった。大昔、ニュースクールハードコアというジャンルにおいては一時代を築いたバンドなのだが覚えてる諸子は多くなかろう。今の時代、大抵の音楽はInstagramで見つかるが、aftershockだけは影も形も見つからないからな。
とてつもなく長くなりそうな気がしてきた。今日の話…なので超短縮すると、速くて重くて叙情的なサウンドが好きなんだよ俺。曲は長いほうが好きらしい。そこにプログレ風味が加わってもかまわない。コテコテのメタル聴いとけばええやん。。俺もそう思った。。しかしパンク的な直線的なリズムや気持ちの良い疾走感、グルーヴィな重たさがそれらに加わると=ワイの究極好みのできあがりってワケなのよ。単なるメロデスやスピードメタルはおとなしすぎるんよなー。
とどのつまりaftershockがそんなサウンドを奏でる?ニュースクールハードコア(ドシンと重くて邪悪で冒涜的でメタル要素の強いハードコア)なのですが、じゃあニュースクールで良いバンド探せば?!となるけどそんなに好きなの多くないんですよ。シャイルーとか初期ニューボーンとか好きだけどね。。もっともっとスパスパスパスパと切れ味鋭く疾走してもらいたい。と考えると、最近ドツボなのがクラストコアになるんですよね。。
クラストコアってなんやねんとなると、ニュースクール同様メタル要素のあるハードコアなのでほぼ同じなはずなのだが、聴いた感じはだいぶ違う。クラストコアのほうがハードコアって感じのストレートなリズム、ダークでノイジーな重低音が気持ちよく、それでいてメタル要素も強いのでギターが曲をリードするようなキャッチーな曲も多いんですよね。リフが邪悪なメロディ奏でまくりで、プリミティブブラックメタルのようなトレモロ要素(偏執的な繰り返し)はないにせよ、邪悪で不穏で冒涜的なサウンドはよく似ている。それでいてめっちゃ速くて潔い曲が多いんだけど、グラインドコアみたいな一発芸的な感じはなくて、ちゃんと曲の構成もあるしカッコいいなあって思うワケですよ。
この辺ライブでやると盛り上がるやろなあ。。
ワタクシのドツボはスウェーデン勢のクラストコアですが、特にWOLFBRIGADEとかSKI TSYSTEM、DISFEAR、martyrdödとかになりますけどSKITSYSTEM以外は最近知ったのですけどね。。死ぬほどカッコ良い。。今までこれらを知らなかった自分の人生を呪いたい。。
あと、誰も聴いてないことで有名な後期darkthroneですけど、おかげさまさまでようやく聴くようになりました。上記のスウェーデン勢を聴いた後だとちゃんとブラックメタルだよなと感じるのが不思議ですね。それでいてスパスパとパンクしてるぅ!これもカッコ良いと思えました。(後期darkthroneが好きな人は日本に数人しかいないイメージだ笑)
ワタクシの好みはパンクしつつも叙情的なリフで、なおかつ速くてストレートで、なおかつ重くてノイジーで破壊的な曲構成ですが、上のバンドに似たやつで他にこれだけは抑えとけよってのあったら教えてください。あと歌詞は自分の内面とか感情とかより政治や反体制とかが合うみたい!(そんな情報誰も持ってないだろうけどな)
20250116
インフルの後遺症で倦怠感と眠気がやばいれすが、ただ寝ていても暇なんでスマホゲームの「ウィザードリィヴァリアント ダフネ」をプレイし始めた。ワタシはかなり古いウィザードリィマニアックスなオッサンのなれ果てだが、そんな古いもの大好き保守老害のワタクシもこれは納得!おもしろ〜い
最近のスマホゲームの中では難易度調整が突き抜けてレベルが高い。その辺の雑魚に奇襲を受けて1ターンでパーティーが全滅するとか有り得なくないか?しかし、それが、割と日常。常在戦場。それがウィザードリィというRPGゲーム。
昔のシリーズはリセットボタン片手にどんな理不尽も笑い飛ばせたが、今回はリセットボタンに相当する機能が現代風に変質しており、これが中々良いあんばいだ。ごんなのずるいじゃんよと思う一方で、これがないとにっちもさっちも行かないもんで仕方がない。
簡単に言えば回数制限付きのリセットボタンである。また、今回は主人公が死ぬと即座に全滅となってしまうためボーパルバニーの奇襲の一撃であっという間にゲームオーバーという唖然とする事態も割と起こる。。ボーパルバニーに首を切られたことあまりなかったが今回は殺られまくる笑
シナリオも中々良いしやり込み要素もかなり充実でコンシュマーゲームと比較しても見劣りせず。むしろボリュームはかなりある。これを基本無課金でできるのは凄いなーと。。
商売になるのかな?今のところ課金は難易度を下げる方向に働きがちなので超高難易度を好むマゾプレーヤーは食指が動かないと思うけど…
ただ、ウィザードリィ初めてですという人もかなりの割合いるようなんで、新世代のウィズ好きを増やせる良作ですね。今のところ職業が少なすぎる以外の不満はないかな。なんで忍者と侍とロードがないのか?!ビショップも。騎士と戦士の違いがよくわかんねーよ。
20250113
うちの最寄りのローソンはオーナーが相当な変人らしく、いまだにコロナ禍の時のビニールの垂れ幕がレジに下がってるし、トイレ・イートインは感染拡大云々の張り紙付きで使用禁止。万引きするなの張り紙が店中に貼られている(万引犯の映った防犯カメラのスクショ付き)24時間営業もいきなりやめてしまった。まあ、そこまでは別にいい。
店員はほぼ全員辞めてしまったらしく顔を見ない。オーナーもオープンしたての頃は愛想良い接客で好感だったが今は悪魔。また、かつてはとても穏やかで優しかったおばちゃん店員が今は一人残って仕事してるが、この人ももはや悪魔の化身みたいになっちまったもんで、接客を受けると必ず嫌な気持ちになるので、最寄りなのになるべく行かないコンビニである。(オープンから見守っていた店だったのだが地域で営業してく中で荒んでしまったらしい。特にコロナ禍で色々あったようで雰囲気がガラリと変わってしまった)
とは言え、世の中セルフレジがとにかく便利になった。あれのおかげで店員の嫌な接客を受けずに済む。気持ちよく買い物ができる。早く日本中のあらゆるレジがフルセルフになるといいな。
インフルエンザになって6日目。久々にコーヒーが飲みたくなったが街は混んでるのでつつましくコンビニのコーヒーで我慢しようと仕方なくそのコンビニへ。コンビニコーヒー(缶コーヒーではなく)はレジで店員に言わなきゃ買えないので、仕方なく友人レジで人を呼んで注文。ほんっと最悪の態度・接客で後悔だった。何があったか書く気もない。なんからいつもこうなんで予測通りだったし、全く高い対価を支払ったモンだ。
これならスタバで500円払った方がずーっといい。接客態度ってそれほど重要なんだと思わされる。原価ゼロ無償で提供できる最高の商品が接客態度ってやつだ。接客態度が良い店は自然とリピートしてしまうからね。悪い店は二度と行かんよね。どれほど良いもの売ってようと。
思うに、自分も接客業なんで大変さ?がわかる気もするけれど、自分の場合、愛想良くしようと思えばけっこうできるので仕事でお客に愛想良く振る舞うのって別に苦痛でもないし辛くもないし負担でもなくできる。笑顔も得意だし明るくハキハキ話すのも上手いはずだ。(でなきゃボケ老人とコミュニケーションは取れない)
だからあのコンビニとか、ガソスタとか、オシャレカフェとか、クライミングジムとかによくいる異常に不機嫌で無表情で下向いてボソボソ話す、ツンケンした人達がどうしてああなるのかよくわからないこともある。逆にアレをやると自分だったら罪悪感とかクレームの恐怖とかに怯えてしまいそうだが…実際クレームって滅多に来ないのかもしれない。コンビニ店員の接客に何も期待しない人のほうがよほど多数派だろうし。
単に教育をあまり受けてないだけ、長くやってて仕事が雑に適当になってるだけ、それだけだと思うけど。自分は今の仕事続けて長いけど、今が1番接客態度よくできてると思うな〜。愛想良くできてると思うし、丁寧に相手の気持ちを考えるゆとりがあるし、自分も接客でストレスとか感じないから。自分は良い方向に成長できてよかった。あんな客に当たり散らしながらツンツン仕事してたって幸福にはなれないからね。
20250111
しっつこいねー
まだ微熱あるしまた下痢が始まったし
火曜から症状あるからもう5日目なんですけどね
過去30年?ぐらい遡ってもインフルに罹った記憶がないんですけど、毎年ワクチン打ってるから大丈夫なのかとか思ってたんだけど違ってたみたい
全然軽くもないしどこで貰ったかもよくわからないし。新年明けて3日しか仕事してないのにどこで貰ったのか。(しかも3日目には症状が出ていた)
徹底した自室への自主隔離をしたおかげか家族にはうつってないようだけど、家族が無症状感染しててもらったとか?或いは電車?
もうちょっと避けようがないもんか。気をつけようにも何をすりゃいいのか。手洗いマスクとかは一年中してるからよお
ま、明日から働くし今の勤務先の一つは有休くれるんだよ!(のはず!) だから有休でちょっとだけ取り戻せるはずなんで、腐らず頑張るぞ〜😢
20250109
インフルエンザになりました。コロナより辛いかもね。頭痛すぎる。熱が中々下がらない。
また中国人が大量飛散する春節が控えているので流行のピークは1月下旬〜2月上旬らしい。
最近は仕事であっちこっち行ってるからこの手の流行病は避ける術持たずです。マスクしたりわざわざ早朝の混んでない電車を選んだり、やることはやってるつもりなんだけど。患者が常に熱出してたり咳してたり、それなのに普通に来させるから被弾するのもやむなしよ。マスクすらしてくれない。夏はコロナ、冬はインフル。この二つってもう季節行事になりつつあるなあ。夏にはまたコロナに罹るんだろうね。その都度5〜10万の経済的損失が出ています。苦しいね。税金の支払いが重なるこの時期に。辛いですよ。頑張るしかねえ
20240107
長年年寄りを支援する仕事をしてるのだけど、前々から思うことがある。年寄りはほんとにただ生きてるだけの人が絶対多数。何かを成し遂げてやるぞ!という熱き魂は勿論ないし、人生に目的もないし、今年何かしたいことは?去年を振り返ってどうでした?と尋ねると何もないよとボソッと言うだけ。
話せる話題は大抵昔話と天気の話。楽しみはといえば飯食うことぐらい。たまにクセの悪いやつは酒飲んだりパチンコしたりなんだけどそういう奴は凄まじく高い確率でナマポだ。チャットgptみたくナマポがパチンコにハマるとは証明されていないなどと嘯く気には到底なれない。そんなもんは現場を知らない者の世迷言。
コンクリ事件の準主犯格Bも生活保護を受けていた。あんな極悪の鬼畜を税金でヌクヌクさせてた社会がまともとは到底言えないが、最期は精神薬飲んでラリって便器に頭を突っ込んで窒息死。享年51歳。便器に吐き出されたタンカスにも劣る死に方をしたこの男の義兄は「51年も生きた事実が許せない」と吐き捨てた。全く同じ感想である。生きててどうする。生かしててどうする。文字通り「社会の足を引っ張りながらただ生きていただけ」の人生である。
ナマポが必ずそうだとは言わないが、俺が関わる人間はとんでもない難病に侵されてたり精神疾患で危ない薬飲んだりしてるわけだけど、え?この薬と一緒に酒飲んでるの?パチンコ?歩けないのにどうやって行ってるの?と思った時、その対面にいる奴はだいたいナマポだ。20年の臨床経験でわかったことはそれだけです。
生きる目的とか成し遂げたいことだとか言うと実に熱苦しい。んなもん老人にあるかよと自分も思うが、ならば楽しみとか趣味はないんですか?前を向いて生きるに値する何かはないんですか?と聞くと「何もない」「美味しいものを食べること」とか言うんですね。
「美味しいものを食べること」は勿論俺も好きだけど。そう言われると「やっぱりそれですよね!美味しいもの、食べたいですねー!」とか笑顔で明るい声で返してますが。(ここの読者は信じられないかもしれないが)
「美味しいものを食べること」は無論俺も好きだし、この惑星に住まうあらゆる生き物がそうなのではないかね。ミジンコやゾウリムシでさえ「美味しいものを食べること」は好きではないかと思われます。動物でも虫ケラでも。もっと人間らしい話をしてるんだけど。(パチンコとか酒も論外だね)
まあ、辛辣な話をしてますが要はこうはならないようにって話です。もちろん老いや病に追い詰められてそんなゆとりを持てない人の話なのかもしれないので、これ以上追い込んでも仕方がない。ただ憐れである。老人ってそんなもので自分の行く道がこれなのかと毎日見させられてるわけで、この日記に老いや衰えの話題が多いのはそんな理由があると思う。
まあ元気な年寄りもそこまで大差はない。無目的にカタツムリぐらいの速度で道路の真ん中を自転車漕いでるジジイとか、開店直後にドトールに傾れ込む爺さん婆さん見てると、まあほんと似たようなもんだろうと思われる。
そんな中、じゃあ例外はいないのかいと見る方角を変えてみる。するとだいたいすごい爺さんはクリエイターだ。わかりやすい例では宮崎駿。ジジイなのにすごいもの作ってるしそれを生き甲斐にして一生懸命生きてるのは明らか。さらに魂が熱いのはいうまでもない。熟練の技で老いを感じさせないし、蓄積・練達された職人芸を感じさせる。
坂本龍一も末期癌の苦痛を忘れさせる術として音楽に打ち込む日々であった。死の今際の時まで音楽に熱中し新しいアルバムを出すための仕事をこなし、日々の想いを日記に書き綴り、最期の時には医師と握手をし「もうここまでにしていただきたいので、お願いします」と語ったという。
坂本龍一が最後まで最高にクールな男であったことは言うまでもない。
凡人にはこの域まで到達することはできないかもしれない。しかし、ここでちゃぶ台返しをするが俺が受け持っていたナマポの70代の男性。晩年は末期癌で足腰立たずオムツを履いていたが、死ぬ1週間前まで登りたい山の話をしていた。来週のリハビリを楽しみにしていたという。私が登った岩の話を楽しそうに聞いてくれたし、登ってる動画を見て笑顔を見せてくれた。各国を周遊して世界中の山を登った男だった。楢崎智亜はバケモンだねという話を一緒にした。
どういう経緯なのか生活保護を受けていたが、酒もタバコもパチンコもやらない男だった。どういう経緯なのか最期の瞬間まで家族は会いにも来なかった。まあ、それ相応の人生を送っていたのだろうと推測できる。
それだけの山を登った足腰です。また立てるようになりますよ、と声をかけると「嬉しいことを言ってくれるね」と笑った。
最期の時まで笑い、スタッフ他周囲の人にお礼を述べていた。汚い安アパートで息を引き取った。そのような人物もいた。
何もないように見えて人それぞれである。人は人。他人のことは他人事である。自分はどうなんだという話。ボルダリングはそのうちできなくなるのは明らか。長くても50代までであろう。それから先も十分に人生は長い。アートに打ち込めるクリエイターは幸せである。産み出したもので名を残した人は尚更。最期まで人々は敬意を示してくれるだろうし、蓄積された技術はどこかで何らかの形で活かせるであろうからだ。
何もない人、漫然と生きて何も残せなかった人、手に何の技術もない人は老後は悲惨だ。金があろうがなかろうが同じだ。そんなに命は延ばせない。金持ちも生活保護も寿命は大して変わらない。金を持つことを人生の目的に据えると最期に後悔するであろう。(スティーブ・ジョブスは後悔していたそうだ)
何か生き甲斐を見つけようったって老後に新しく見つけるのは困難だ。割とあっさり見つけてるのは大抵女で、手芸や絵を描くなどのアートにハマる婆さんは多い。あまり人目を気にせずマイペースに楽しんで絵を描いたり陶芸したり針仕事をしたりしてる。手先を器用に動かせることは晩年役に立つのだ。
自分は不器用だしクリエイティブな才能は特になし。文章書くのは好きだけど、人に見せることはあまりしない。図書館で黙々と新聞広げて手帳に何かを書き込んでる爺さんも好き。死ぬまで勉強してる。何事かを。ま、何かを見つけるしかない。ただ生きるだけって状態には自分はなんとなくならない気がするけど、まだ体が動くうちに何かを見つけないとね。
20250104
休みは今日で最後です。6日目。6日も休んだのは近年記憶にないですね。見事に太りましたけど。豚っすよ。岩も登れるわきゃない。まあ今年はここから始めるってことです。年末年始だけはやばいですね。クリスマスだけでも軽く太ったのに忘年会やら新年会やらやったらに喰わされてひどいもんだ。いつも思うが、食いすぎるぐらいならもっと貧しい子供たちとかに分け与えたい。食べ物を分配するシステム、いつになったらできる? 結局私利私欲か、、人間は残念。
この話も何度目かわかりませんけど、コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」という小説では核戦争後に食べ物が亡くなった世界が描かれていて、主人公は幼い息子(6歳ぐらいだったかなあ)と一緒に生き残ってしまった若い父親。子供は状況を理解できないままでも環境に順応する力を持っている。
荒廃した世界で人心も荒むが、子供は人間本来の無垢な善良さを失っていない。父親と旅をする中で手に入った数少ない食糧を見知らぬ子供に分け与えるよう父親に懇願する。「僕の食べ物を全部あの子にあげて」と。父親は息子を守らなければならないが、同時にこの「無垢」を「善なる心」を守りたいと願っている。しかし遮二無二生き延びることと善良さは相反する概念なのだ、、、とても残念なことに。
父親は、息子の命と善良さを同時に守ろうとする矛盾を一身に受け、身も心もボロボロになって行く。とても見ていられない世界です。
とまあ、そんな小説なのですが俺はこれを初めて読んだとき若造でまだ子供はいなかったし、結婚を考えるような状況でもなかった。しかし内なる母性?か父性?かがおおいに刺激されてとてつもなく泣けた覚えがある。そこから何年も時間が経ち、私も親となり自分の人生の主人公を新しい世代に譲る時が来た。何もかもわからない中で、とにかく可愛い愛しいという感情のみで子育てをした。そして我が子が3歳ぐらいになるころ、「大きくなったら何になりたいの?」とごくありふれた質問をした。娘はアンパンマンになりたい、と言った。「アンパンマンになって困っている人に食べ物を分けてあげたい」と言ったのです。コーマック・マッカーシーを読みもしない、3歳の幼児が。
今これを書いているときも涙が出て仕方がありません。マッカーシーが守りたいと書いたものはこれだったのだと15年ぐらいの時を超えて本当に理解できたのです。
「自分の食べ物を困っている人に分けること」より善き事はありません。にもかかわらず、自分は食べ過ぎて太って困っている人を見ようともせず、ぐうたらしている。人間は本来善なる存在であるはずなのに、どうしてこうなってしまうのかね。せめて我が子の善良さを護るために身を捧げる覚悟です。
20250103
家族が実家に泊まりに行ってるのでのんびりしてます。ここぞとばかりに普段は絶対に観れないような物騒な映画ばかり観ました。子供がいるとどうしてもこういうのは観れないし観たいとも思わなくなる。
(こないだ映画館でdmmプレミアムの一ヶ月タダ券と1100円分のポイントを貰ったのでありがたく使わせてもらった。なので以下の映画は全てタダで観れた)
一つめは「アングスト/不安」
1983年のオーストリア映画だが今回の一番の当たりはこれ。公開当時はすぐにヨーロッパ全土で上映禁止となり、日本公開されたのは2020年。実在のシリアルキラーの視点で、ある一家を惨殺する様子を描いている。
「ユーボート」とかでもお馴染みのオーストリアの俳優アーウィン・レダーが終始切羽詰まったような恍惚に酔うような悪夢にうなされるような顔の演技で素晴らしかった。主人公は真性のサディストで申し分のない変態。映画は徹底してこの快楽殺人者の目線でドタバタと行き当たりばったりかつ変質的な反抗の一部始終を見せてくれる。
やってること相当シドいのだが、この映画のモデルとなったシリアルキラーのWikipediaのほうがこの映画より胸糞悪さは遥かに上であった。現実のほうが恐ろしい。犠牲となった人々のことを思うとやるせない。酷すぎる。それほど酷い。
映画は虐待を含む酷い家庭環境と、31歳歳上のマゾの恋人との変態セックスなどの性虐待がサディズムを覚醒させてしまったと結ぶ。とりあえず、理由のない殺人も怖いが、快楽を貪るための目的のある殺人も非常に怖い。当然のことながら最近の兵庫県加古川市のサイコパス勝田州彦が引き起こした女児殺害事件を思い出した。変態は怖い。人の姿をした猛獣にどう対抗すれば良いのだろうか?
映画は皮肉にも最高の出来。カルト映画となる素質は十分。絵がとにかく目まぐるしく動くし、サウンドも不安を煽るような心を抉るような、いかにもドイツ系変態映画っぽいアンビエントミュージックが延々とかかっている。
にも関わらず何故か殺人鬼について回って共に行動するワンコ(ダックスフントのように見える)の存在が奇妙な癒し効果を産んでいる。ぶっといソーセージボリボリ食いながら女を品定めする変態の汚い口元とかギョロギョロ動く眼球とか。めちゃ絵になる映画。ギャスパー・ノエがこの映画を50回以上観たらしい。ギャスパー・ノエは映画監督にならなかったら人を殺してるだろうな、多分。
二つめは塚本晋也の「斬」
「ほかげ」観た後に観なければと思っていたやつだけどこれは論外。セリフが全く聞き取れない。ボソボソと早口で話すか、捲し立てるような絶叫セリフばかり。マジに聞き取れない。部屋の暖房の音に負ける声の小ささだし、反対に効果音はデカいのでこれ以上音量上げるわけにもいかず。
アクションシーンも今ひとつだし、アクションシーンに至るまでも冗長で長い。セリフが聞き取れないのでテーマもよくわからない。まあ、駄作だね。金払わなくて良かった。
三つめは「クライムズオブフューチャー」
これも難解というか、マジに意味不明な映画。クローネンバーグだから、覚悟はしてたけど。完全なるアート映画で、全然真面目に観なかったけどやたら長く感じた。この世にはこの映画を公開初日に2回観る人もいるらしい。その人も人を殺さないか心配になる。
四つめは「ニューオーダー」
二番目の当たりはこれ。とはいえ二度観ることは絶対ない。ストーリーは南米で革命?暴動?が起こって結婚式パーティー中の主人公女性が軍に逮捕され身代金を要求される。その女性は待ってる間レイプされたり酷い目にあうが身代金払ったのに結局撃ち殺されて終わり。
しかし、暴動の臨場感とか人を不快にさせる演出は最高級。
五つめは「許されざる者」
ゴールデンカムイの元ネタになってないかな?これ。目の付け所はいいし雰囲気作りも悪くないけど若手俳優の大根演技と冗長なストーリーで台無しになっちゃってると思う。
約三日間の自由時間で映画を五本観てクライミングは二回しました。十分堪能。
明後日からめっちゃ働くぞ〜
20250101
令和7年はじまりました。
今日は親戚まわり。妻と子はそのまま泊まるので明日から三日間は神すら見過ごす逢魔時。自由になれる時間。。何してくれようか。。明日は四時おきでまた岩なので、今夜も酒は飲めないですが。
何するったってジジイはルーティンが決まってたりするから特にいつも通りだけどね。
買い物とか初詣とか、ヒトゴミに突撃してインフル貰ってもつまらん。つまりいつも通りですかね。早く寝てしまうと思うし。
まあゆっくり考えるか。前はこういう時昼間から酒を呑んでいたが、アルコールは本当に欲しくなくなったね。けっこうなことだ。