【大量銃殺】共産主義政権の犯罪を告発する社会派映画10選!【強制収容所】

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人間の醜さ、業を描きつつ気高さをも描くこの映画。こう書くと「夜と霧」のような文学作品にも通じる普遍的テーマかもしれない。人は獣のようなものだが、本当に獣になりきることもまたできない。人には心があるからである。

だがこの映画を観て「ああやっぱり人って美しい生き物なのね!夫の遺体を探し続ける妻の美しい姿!アタシでもそうするわ!ああいい映画!あっ!いけない!約束に遅れちゃうワ!」パタパタパタ…バタン(家を出て行く音よ)

・・となるとしたら、あなたはこの映画を観た意味はまったくない。この映画が一番言いたいことは、このような非道な政治体制の独裁国家がいまだ世界に大きな影響力を持ち、反体制派を残虐な強制収容所で血の海に沈め続けていることである。

このことに想いをはせられないのであれば、この映画を観た意味もないし、この収容所で死んでいった人々も浮かばれない。是非もう一歩深く考えて欲しいと思う。

無言歌


Horodomor(1991?)

horodomor

1932年~1933年の間に、ウクライナはソ連の秘密警察OGPUと労農赤軍によって完全に包囲され。執拗な食糧徴発と集団農場によって少なくとも500万人が人為的な飢餓に追い込まれて餓死させられた。これは20世紀におけるもう一つのホロコースト、或いは「ホロドモール」と呼ばれる共産政権による最も重い犯罪である。

この映画は上の「Чекист」同様にソ連崩壊直前に制作されたと考えられるロシア(ソ連?)映画だ。スターリン体制化におけるもっとも凶悪な赤色テロを告発した超シリアスドラマだ。カラーや白黒やセピア調に変化する前衛的な映像美と、異常なまでに救いのないストーリーは、ロバート・コンクエストの「悲しみの収穫」でより詳しく補完できる。

現実に起こったこととは信じられない恐るべきテロだが、これは単なる一端に過ぎず、古くはレーニンの頃から戦時共産主義と呼ばれる時代に余剰食糧徴発作戦は繰り返され、その時も多数のウクライナ農民が餓死させられた。スターリン死後も毛沢東や金日成、ポル・ポト、北ベトナム政権などにより、強制移住や集団農場、食糧徴発などにより飢餓はテロに利用され、膨大な虐殺スコアをはじき出した。その数は一億人に迫ると推定される。

ホロドモールが描かれた映画は数少ない。その時代に何が起きたのか、我々は知ることでしか対策を立てられない。このような愚かなことは二度と繰り返してはならない。


いかがでしょうか?

いずれも強烈な映画ばかりです。

超真剣な映画ばかり集めてみました。

共産主義は恐ろしいですが、かつては世界を二分する一大勢力だったのです。

数々の粛清と銃殺と追放と飢餓により政敵を抹殺し、パワフルな国を作り上げていったのです。

これが正しいことだったのかどうか、各人で考える必要があるかもしれません。